OUMailのサービス基盤を提供するMicrosoft社は、 2022年10月1日以降に基本認証を廃止して、 セキュリティで保護された先進認証のみをサポートすると発表しました。
つきましては、基本認証を使用中の方は、先進認証に設定変更、 または先進認証に対応したメール利用環境への移行をお願いします。
【基本認証を使用している可能性があるOUMailアドレス宛には、2022年8月から9月にかけて、 OUMail管理者から本件に関するお知らせメールをお送りしていますが、 メール利用者の環境によっては、お知らせメールが届いていなくても、 基本認証を使用している場合がありますのでご了承ください。
簡単に言うと、メールの送受信時に適用されるユーザ認証方式のうち古い方式のもので、一部のメールアプリケーション(Gmail等)で適用されています。 このうち、今回廃止対象とされているのは受信に関するプロトコル(POPやIMAP等)で、送信に関するプロトコル(SMTP)は対象外となっています。
詳細は Microsoft社 公式アナウンスでご確認ください。
メール利用環境毎の本件対応要否
OUMail利用時に多要素認証(電話やモバイルアプリによる認証)を求められる場合、 あるいはメールアプリケーションでアカウントを追加する時に「Microsoft Exchange」や 「OAuth 2」といった項目を選択している場合は、先進認証対応済みにつき、本件についての対応は不要です。
代表的なメール利用環境毎の状況については、下記も参考にご確認ください。
1. Webブラウザ版Outlook(下の図)の場合
対応不要です
2. Outlookデスクトップアプリの場合
(Microsoft包括契約で提供しているMicrosoft 365 appsや、Outlook 2016以降)
ほとんどの場合は対応不要ですが、アカウントを設定した時期が古い場合等は対応が必要なこともあります。
Outlook左上の「ファイル」をクリックし、左メニューの「情報」をクリックした場合、下図のように アカウント情報で「Microsoft Exchange」と表示されていれば対応不要です。
一方、ここに「POP」や「IMAP」等と表示されている場合は、これを「Microsoft Exchange」に 変更することが必要です。
3. Mac機器(MacBook、iPad、iPhone)に標準搭載されたメールソフトの場合
ほとんどの場合は対応不要ですが、OSのバージョンが古い場合等は対応が必要なこともあります。
4. Gmailの場合
パソコンのWebブラウザ版GmailとiOS(iPad, iPhone)のGmailアプリは、 基本認証しか対応していませんので(2022年8月2日時点)、 他のメール利用環境への乗り換え等をご検討ください。
※AndroidのGmailアプリは先進認証に対応しています
上記の詳細や、上記以外のメールアプリケーションの状況につきましては、 インターネットで「Exchange」「先進認証(またはOAuth 2)」 「(当該メールアプリケーションの名称)」といった組み合わせで検索していただければ 様々なWebサイトが見つかります。 そうした情報を適宜ご参照の上、必要に応じて設定変更等のご対応をお願いします。
(補足)
転送設定(OUMail宛に届いたメールを他のメールアドレス宛に転送)は、本件とは関係無いので今後もご利用可能です。